【柔道の中学校授業での必須化に疑問がある!】
平成18年12月15日、教育基本法が改正された。その中で、「健やかな身体を養うこと」と「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」が定められた。 「新学習指導要領」では、1年生と2年生で「体つくり運動」「器械運動」「陸上競技」「水泳」「球技」「武道」「ダンス」「体育理論」の8領域すべてを必ず履修させ、3年生では「球技」と「武道」のまとまりから1領域以上を選択して履修することになった。文部科学省はの調べでは、武道の授業で柔道を選択する公立学校が、64.1%で最も多かったと発表した。
【頭頚部外傷】
頭部は軽微な打撲や、転倒で頭部の直積的な打撲がなくても出血や損傷をお越し、死に至るケースがある。過去の28年間で柔道の中学校・高校の部活動や授業中の死亡者が114名であったことが分かった。柔道の死亡事故率は他のスポーツより高いことが高く、教育現場での対応が重要である。特に下記の先天的な異常があるケースでは多く、柔道中の頭頸部損傷の特徴には下記のようなものがある。
外傷としては:①急性硬膜下血腫、②脳挫傷、③頸椎損傷など 脳損傷を起こしやすい異常:①くも膜嚢胞、②透明中核欠損 ③上矢状静脈同へ流入静脈の異常 ③脳震盪を繰り返しているケース
脳は硬い骨に囲まれ守られている。しかしある一定以上の衝撃が加わると、脳は頭蓋骨の中で大きく揺れ、血管の損傷から出血、脳挫傷を起こす。また頸椎は頭部と言うもっとも重い臓器を支えているため、転倒、頭部打撲により容易に脱臼、骨折をおこす。また脳震盪は、脳浮腫(脳が腫れるこ)を起こした状態で、改善の前に再度脳震盪を起こすと死に至るケースもある。脳震盪は必ず3週間は休め、復帰前には専門医の診察を!また脳脊髄液が漏れ出す、脳脊髄液漏出症の発生も最近は多いと言われている!